花の数から分かるサクラの樹勢

サクラの樹勢(木の元気度)は、一つの花芽(つぼみ)に、
「いくつの花を付けているか」 
を数えることで判断できます。

この花の数を調査する事は、
樹勢回復の処置をした後の効果を判定する基準の一つになっています。

処置をしてから2~3年後に調べれば、
樹勢回復がうまくいっているかどうかの確認ができるのです。

   表-1. 花芽(つぼみ)の数から判定する桜の樹勢   

樹勢の状況 花の数
 樹勢がかなり衰えている 2~3個
 樹勢が普通、良 4~5個
 極めて優れている 6個

普通は3~4個が中心です。6個の花が出ることは極めて稀です。

そこで、
樹勢回復の手当てをして、3年目のシダレザクラの花の数を調べました。
何も処置してない若い後継樹よりも、
花の数が多くなってのがわかります。

  

未処置樹 (%) 回復処置樹 (%)
 1個の花 0.3 0.3
 2個の花 9.4 1.4
 3個の花 66.3 39.2
 4個の花 23.2 51.5
 5個の花 0.8 6.4
 6個の花 0 1.2
   表-2. 1つの花芽から出た花の数の構成比(花芽1,000個調査)
        ※未処置樹のデータは回復処置前の後継樹を調査しています。

処置をしてない後継樹は3個の花が中心ですが、処置樹は
4個の花が中心で、6個という珍しい花も出ています。


 写真. 全ての花芽から5個の花が出ている様子。

                                          2007年8月27日  多賀正明 記


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